ピカ子のキャリアコンサルタント受講記録
~HSP気質の私が講座を受けてみて感じたこと~
こんにちは。ピカ子です。
キャリアコンサルタントの勉強をしてみて、時間が経ち、感じたことを、率直にまとめてみました。
結論から言うと……HSP気質のわたしには、勉強の時間が正直しんどかった!
けれど、気づけたこともたくさんありました。
🌿 第4回目の対面授業にて
Zoomで毎回一緒に受けていた仲間と、はじめて対面で集まる講座の日。
わくわくした気持ちで向かいましたが、この日が思いがけず私にとって大きな壁になりました。
グループワーク中心の1日で、内容は自己理解を深めるための実習が多く含まれていました。
今までオンラインでしか顔を合わせたことのなかった仲間に会うことができてとても嬉しかったことを覚えています。
ところが……HSPの気質が炸裂してしまい、思うような時間になりませんでした。
- たくさんの人の声が同時に聞こえる空間で、クライアント役の人の話に集中できない
- 自分がクライアント役のときに、多くの人に見られていることが苦しい
- 仲間からの的確で深い質問に、心のガードが追いつかない
- 「断ってもいいこと」を、断ることに罪悪感を覚えてしまう
あまりのしんどさに午後には体調が悪化してしまい、過呼吸のような症状に。
その日は無理せず帰宅しましたが、次の日はぐったりと寝込んでしまいました。
対面で先生や仲間に会えたのはよかったけれど、「最後まで受け切れるかな…」という不安がよぎる、そんな1日でした。
🌿 第5回〜8回目
あの日以来、講座への不安が残る中での受講。
特に、自分の内面を話すワークには笑顔の裏で緊張感がつきまとっていました。
- ほぼ初対面の人に「本当の自分のこと」を話す経験が少なかったことに気づく
- 聞かれたくないことを聞かれたらどうしよう?と怯えてしまう
学んでいる内容そのものはすごく面白く、普段の仕事にも活かせることばかり。
でも、「ワーク」という場面でのエネルギーの消耗が激しかったです。
ただ、そこで気づけたこともありました。
「人に自分のことを話すことは、それだけでエネルギーを使うこと」
これは、きっとどんなクライアントさんにも言えること。
だからこそ、聞き手としての立場の在り方を、深く見つめ直すきっかけになりました。
🌿 第9回〜12回目
ちょうどこのころ、新型コロナウイルスにかかってしまいました。
体調はつらかったけれど、オンライン講座だったおかげでなんとか受講は継続できました。
また9回目頃から仮のクライアントを相手にロールプレイをするスタイルに変わったことで、気持ち的にも少し楽になり、無事に講座の終盤を迎えることができました。
仮のクライアントになった際にも難しい点があり、自分の経験したこと以外の人になったフリをするということは難しい…と思いました。
例えば、「男性の50代後半で退職後のキャリアについて考えている…」など…
わたしは女性ですし、自分が経験をしたことのないことを他人から話を聞いた際にも、相手の心に深く寄り添い、共感することは難しいことだ…ということにも改めて気が付きました。
🌟 結論:ピカ子は「資格」にこだわらなくていい!
キャリアコンサルタントの勉強を通して、「自分と向き合う時間」ができました。
でも、だからといって「資格を取らなきゃいけない」とは思わなかったのです。
なぜなら私は、「自分らしい関わり方で人をサポートしたい」と思っていたから。
元々キャリアコンサルタントになるぞ!という意気込みではなく、国家資格だし、興味のある分野ではあるから学んでみようかな…!くらいの気持ちだったことと、当時すでに誰かの話を聞いたり、誰かの人生に寄り添う仕事を資格がなくても行っていたことも大きいかと思います。
🌱 キャリアコンサルタント講座で学べたこと(メリット)
- 職場や日常生活で活かせる、対人コミュニケーションの知識が得られる
- 「話を聞くこと」や「相手に寄り添うこと」の意味が深まる
- クライアントへの関わり方の引き出しが増える
- 自分自身についても深堀ができる
🍃 HSPの私にとって感じた課題(デメリット)
- グループワークが心身ともにかなり消耗する
- 講座費用が高く、継続や資格維持にもかなりのコストがかかる
- 実際の仕事にすぐには結びつけにくい側面がある
💡 なぜ資格を取らなかったのか?
私にはデザインの本業があります。
なので、自分のキャリアチェンジのために資格を取ろうと思っていなかったこと、試験にも4万円+交通費をかけよう…とは思えなかったです。
デメリットにも書きましたが、資格の維持にも継続的な勉強の必要性と、資格取得後も毎年更新費があり、キャリアコンサルタントして名乗るためにはそれを払い続けなければなりません。(それなりの金額でした…!)
わたしは今の仕事の中でも、お客さまとお話をしたり、相談を受けたりする機会がたくさんあります。
そのやりとりの中で、キャリアコンサルタントの学びが自然と活きてくる場面がたくさんあったんです。
たいせつな人たちの話を聞くことは資格がなくてもできるなぁ…なんて…。
だからこそ、「資格」ではなく、“私だからできる寄り添い方”を大切にしたいと思いました。
🕊️ ピカ子が目指すかたち
私は、相談に来てくれる人の心の声に寄り添い、そっと隣で灯りを灯すような存在でいたい。
アドバイスだけではなく、その人自身の気づきや力を信じて見守っていたい。
資格の枠にとらわれず、自由なスタイルで、これからもたくさんの人と心を通わせていきたいと思っています。
最後に|キャリアコンサルタントになるわけでないけれど、勉強しようかな?と思っている方へ!
どんな選択も、誰かのまねではなく「自分に合ったかたち」であることが大切なんだと思います。
資格を取り、実際に活かされている方はとてもすてきだと思います!
わたし自身もキャリアコンサルタントの先生のおかげで今があるので、キャリアのことで相談できる相手がいることは大切なことです!
また、わたしのように、「資格は取らなくても、学びは活かせる」と感じた人がいてもいい。
このお話自体が実はキャリアコンサルタントでの学びのまとめだと、書いていて感じました…!
これを読んでくださったあなたが、自分らしい選択をしていけますように🕊️
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